今日のように誰しもSNSを使う世の中になる以前は、展覧会を開いても、来てくれる人は近しい人ばかりでした。今はSNSのおかげで、遠くからもお客さまが来てくれるようになりました。

　クリエイターにとって、作品を見てくれる人は皆大切なお客さまです。しかし、こんな田舎町まで、遠方からでも会いに来てくれる人は本当のファンです。

　少ない集客でも本当のファンが来てくれる。そしてそんな大切なお客さまたちと、共に過ごせる時間が持てる。ここはそんなギャラリーです。

　滞在しながら作品制作するもよし。お客さまたちと夜を徹して語り明かすもよし。クリエイターたちのそんな小さな夢を叶える場を提供していきたいと思っています。

　『白昼堂々』という言葉は、平素は謹むべき事を昼日中に堂々とやるという意味です。あまり印象の良い言葉ではないかもしれません。

　しかし、アートに反骨心はつきもの。この名前に反応して興味を持ってくれる仲間を私たちはいつも探しています。